カトリック教会(Catholic church)というのはいくつかの教派から成ります。聖書に基づく教義の解釈には大きな違いはありませんが、どこで誰が宣教活動をしたか、どのように礼拝するかなどによって教派が生まれるのです。
カトリック教会の男子修道会がイエズス会 (Society of Jesus) です。我が国には、1534年にイグナチオ・デ・ロヨラ (Ignacio de Loyola) やフランシスコ・ザビエル (Francisco de Xavier) らが宣教活動を始めます。ジェズイット (Jesuit) 教団とも呼ばれます。教皇ピウス10世 (Pius X)がイエズス会に対し高等教育機関の設置を要請し、その結果上智大学 (Sophia University) が設立されます。なおイエズス会は全米に28の単科、総合大学を擁しています。
フランシスコ会 (Order of Friars Minor)は日本では比較的なじみのあるカトリック教会です。宣教師ルイス・ソテロ (Luis Sotelo) が来日して徳川家康らに謁見します。その後、日本での布教に従事し伊達政宗との知遇を得て東北地方にも布教開始します。さらに1613年には洗礼を授けた支倉常長らを引率して慶長遣欧使節団の正使としてローマに派遣されます。
カトリック最古の修道会がベネディクト会(Benedictine Order) です。その教えは「服従」、「清貧」、「純潔」とされます。ベネディクト会士は黒い修道服を着るこから「黒い修道士」とも呼ばれます。日本でも北斗市にあるトラピスト修道院 (Trappists)や当別町にある「灯台の聖母トラピスト大修道院、函館市にある「天使の聖母トラピスチヌ修道院」などを運営する教会です。
前振りが随分長くなりましたが、サンタ・マリア・モンセラート修道院 (Monasterio de Santa María de Montserrat) もベネディクト会の経営による教会です。ここにヨーロッパ最古の少年合唱団といわれているモンセラット・エスコラニア (Escolanía de Montserrat) があります。10歳から14歳までの声変わりする前の少年が、平日13時と18時45分から聖歌を2曲ほど披露してくれます。
[contact-form][contact-field label=’お名前’ type=’name’ required=’1’/][contact-field label=’メールアドレス’ type=’email’ required=’1’/][contact-field label=’ウェブサイト’ type=’url’/][contact-field label=’コメントをお寄せください’ type=’textarea’ required=’1’/][/contact-form]