留学を考える その38 ネブラスカ州—The Good Life

ネブラスカ州(Nebraska)は合衆国のほぼ真ん中に位置しています。北はサウスダコタ(South Dakota)に、東はアイオワ(Iowa)とミズーリ(Missouri)に、西はワイオミング(Wyoming)とコロラド(Colorado)に、南はカンザス(Kansas)に囲まれています。州都はオマハ(Omaha)。州の大部分は平坦な大平原が広がります。トウモロコシを中心とする穀物地帯です。牛肉や豚肉の生産でも知られています。

ネブラスカに関するエピソードがあります。学校の教師らとでネブラスカへ行ったとき、入国手続きをしたデトロイト空港でのことです。家内の番になりまして審査官との間で次のような会話をしてました。

審査官 「入国の目的は?」
家内 「観光です」
審査官 「これからどこへ行くのか?」
家内 「ネブラスカです」
審査官(けげんな表情で)「ネブラスカのどこで観光するのか?」
家内 「リンカーンです」
審査官「観光でネブラスカへ行く日本人はあんたが初めてだ、、、」

デトロイト経由の乗客の中で、観光でやってくる日本人の99%はニューヨークとかボストンとかフロリダへ行くのです。審査官もけったいな日本人に驚いたのでしょう。「ネブラスカに観光へ」には苦笑してましたね。

ネブラスカの西部にはチムニー・ロック(Chimney Rock)など巨大な岩で知られています。このあたりはでは沢山の恐竜が発掘されています。きわめて保存状態が良く恐竜の骨格がはっきりしています。それを展示しているのがネブラスカ大学リンカーン校(University of Nebraska-Lincoln)です。ここの自然博物館(Natural History Museum)の恐竜の化石は圧巻です。大勢の児童生徒が黄色い車体のスクールバスに乗ってフィールドトリップにやってきます。

リンカーン市にあるネブラスカ大学は同システムの基幹大学で、同州の大学教育をリードしています。UW-Madisonの所属するビッグ・テン・カンファレンス(Big Ten Conference)に一員となっています。

ネブラスカ州はのモットーはThe Good Lifeとあります。「安住の暮らし」といった感じですね。ライセンスプレートには、大平原と煙突のような岩山が描かれていてすてきなデザインです。

nebraska1 1280px-00DI0943_-_Flickr_-_USDAgov NebraskaLand