「オズの魔法使い」(The Wonderful Wizard of Oz)をご存知でしょうか。カンザス州に暮らす主人公がドロシー(Dorothy) でした。カンザスはアメリカで最も田舎らしい州の1つです。ナンバープレートのデザインはその州を表します。カンザス州(Kansas) のは小麦の穂が配置されています。カンザス州は地図を見ますと合衆国の「へそ」にあります。北側はネブラスカ州(Nebraska)、東側はミズーリ州(Missuri)、南側はオクラホマ州(Oklahoma)、そして西側はコロラド州(Colorado)となっています。州都はトピカ市 (Topeka)、州最大の町はウィチタ市 (Wichita)です。カンザス・シティ (Kansas City)もミズリー川沿いにある活気のある町です。
アメリカの「大平原」(Great plains)というのは、この州がもっとも当てはまるのではないかと思えるくらいの景色が広がります。大平原をさす単語に「prairies」というのもあります。平原はまさに一大穀倉地帯です。平坦でときになだらかに起伏しているのですが、酪農や農業生産品は牛、豚や羊、小麦、トウモロコシ、ひまわり種、大豆、綿、及び塩となっています。アメリカは農業国だなという印象を抱く州です。
かって、ネイティブアメリカン(Native Americans) はカンザスでアメリカ・バイソン(bison)やバファローを捕獲して暮らしていたといわれています。部族のほとんどは、西部開拓の影響で西へ北へと追いやられた歴史があります。19世紀初頭に東部の森林地帯から強制移住させられされてカンザスに定住しました。居留地区があちこちにあります。