『ホーム・アローン』(Home Alone)は1990年公開で、ひょんなことから家族旅行で置いてきぼりとなった8歳の少年が、2人組の泥棒を撃退するコメディ作品です。
シカゴに住む裕福な家庭で、子沢山の大家族でもあるマカリスター家(McCallister family) は、クリスマス休暇を利用して家族総出のパリ旅行を計画します。旅行出発の朝、停電によってセットしていた目覚まし時計がリセットされてしまい、全員が寝坊してしまいます。家族は慌てて空港へと向かうのですが、屋根裏部屋で寝ていた少年ケビン・マカリスター(Kevin)が1人家に取り残されてしまいます。ケビン頭の回転が早く悪戯好きなので、周りからはトラブルメーカー扱いされています。
ケビンはうるさい家族がいなくなった事を喜び、1人暮らしを満喫します。しかし、段々と寂しくなっていきます。その頃、泥棒コンビ、ハリーとマーヴ(Harry and Marv) はクリスマス休暇で誰もいなくなった家を狙っていました。二人は、事前の情報収集によってマカリスター家にも目をつけていたのです。道中でケビンがいないことに気づいた家族は、家に戻ろうとするも、クリスマス期間中でほとんどの飛行機は満席状態だったので、大人数の移動は困難でした。そこで母ケイト(Kate)は一人別行動を取り、シカゴへ向かう楽団のワゴンに便乗して帰宅を試みます。
泥棒に家が狙われていることを知ったケビンは、家に大人がいるように見せかけ、家を守ろうとします。当初はうまくいき、泥棒コンビに一泡吹かせます。泥棒コンビは騙された報復も兼ねて計画通りマカリスター家に盗みに入ろうとします。また、実はマカリスター家の隣家には怖い雰囲気を漂わせている老人マーリー (Marley)が住んでいたのですが、ケビンは彼に助けを求めようとしません。そして家族がいなくなった原因が自分だと考えケビンは後悔します。
クリスマス当日。ケビンは家を泥棒から守るべく、日用品などで家中に様々な仕掛けを作り、泥棒たちを迎え撃つ準備を整える。そして教会へ赴くと自分が悪かったと認め、家族を帰して欲しいと願う。また、そこでマーリーと出くわし、最初は怯えるものの、会話を交わしていくうちに彼への誤解を解く。
その後、ケビンは家に侵入してきた泥棒たちに仕掛けた罠で酷い目に合わせます。子ども相手だと泥棒2人は油断し、狡猾なケビンの罠で泥棒たちを苦しめられます。家を脱出したケビンですが、泥棒たちに捕まってしまいます。その時、隣人のマーリーが現れ、泥棒たちを殴りつけて気絶させケビンを助け出します。翌朝、母親や家族も帰宅しケビンと再会を喜ぶのです。