以前、ニューメキシコ州(New Mexico)のアルバカーキ(Albuquerque)で、院生が運転中にマイルとキロを勘違いして捕まり、平謝りして許してもらったことを披露しました。この場合は、運転手の運転ミスでしたから、弁解の余地はありません。しかし、謝るという行為は、状況によって使い分けるのが大事だというのが今回の話題です。
例を挙げましょう。たまたま車の事故を起こしてしまったとしましょう。自分には9分、相手には1分の責任がある例です。車間距離をとらなかったために、前方車が急ブレーキをかけたために自分がバンパーにぶつけたという想定です。車間距離に関わることですから、双方に責任が生じてきます。
事故を起こしたとき、事故にであったときは保険会社に電話して解決してもらいます。自分が相手の運転手やパトカーの警官に謝ってはいけません。そうした行為は、「自分の非を認める」 ことであり、あとの補償にも響いてきます。保険会社も困るのです。
第三者である双方の保険会社が仲介するのが、事故を円滑に解決する最善の方法なのです。これが保険にはいる者が心得るべき車社会の鉄則です。オリンピック中止保険もあって然るべきですが、失業保険とか休業保険があるのですから、コロナ保険もあってよいでしょう。紛争保険とか戦争保険というのはどうでしょうか。