私も忘れ物で真っ青になったことが二度あります。大学の同僚とでバージニア州(Virginia) の学校や教育委員会を回り、ある調査を依頼したときです。調査のほうは幸い先方が極めて協力的で、質問紙を丹念に検討してくれて 「これでいいだろう」 ということになりました。
翌日は気分良く電車に乗って、ワシントンDCのモール(Mall)にあるスミソニアン(Smithonian)の博物館巡りにでかけました。スミソニアン協会は17の直営博物館や美術館を運営する世界一の組織です。いくつかを回り終えて、おしまいはアメリカ・インディアン博物館(American Indian Museum)へ入りました。そこの小さな講堂でビデオを観ての帰り、椅子にパスポートやカード、現金、カメラをいれたバックバックを置き忘れました。忘れ物に気がついたのは博物館をでて30分くらいです。その瞬間、目の前が真っ白になりました。急いて戻り、係員にきくと預かっているというのです。
二度目は台北に行ったときです。ホテルの食堂でビュフェスタイルの朝食をとり、手洗いにいきました。パウチをはずしてフックにかけ用をたしたのです。そして部屋に戻りましたが、キーがないのに気づきました。その間5分くらいでしたが、、急いで戻るとトイレにパウチがありません。受付にありました。掃除婦が届けてくれたというのです。その方にお礼を渡そうとしましたが、受け取りません。持ち物は、椅子に置いてはいけない、肌身外さず持て、という教訓でした。
持っていたパウチは、スペインのバルセロナの電車内でスリ(Pickpocket) に遭いそうになりました。腰の辺りで変な感覚がしたので、見ると隣の男の指がパウチのジッパーをはずそうとしていました。ズボンのジッパーでなくてよかったです^_^; 平和や安全ぼけは日本にいる間だけ通用するようです。