アメリカの州鳥 その41 マサチューセッツ州の鳥: アメリカコガラ

マサチューセッツ(Massachusetts)州都のボストン(Boston)から車で一時間のところに大西洋に面したプリマス(Plymoth)という港町があります。ここにメイフラワー号(MayflowerII)のレプリカが停泊しています。大西洋を渡り到着400年を記念して建造された船です。Mayflowerは1620年頃にイギリスから10週間の航海の後、このあたりに着いたことが記されています。102名の乗組員と移民が乗っていました。そのうち3名は妊婦で航海中に出産したことが記されています。長くてつらい大西洋の航海だったようです。

Black-Capped Chickadee

最初の移民の多くは清教徒(Pilgrims)でした。下船して清教徒が開拓したところが今日も大切に保存されています。この居留地はPlimoth Plantation(プリマス・プランテーション)と呼ばれて州の歴史的な公園となっています。開拓地は高い木の柵が巡らされてインディアンからの襲撃に備えたことを伺わせます。

Plimoth Plantation

Plantationに入りますと、そこは17世紀の植民地時代という設定です。タイムスリップするのです。そこで働く人は百姓、鍛冶屋、靴屋、パン屋さんなどいろいろ。当時の服装、言葉、動作で観光客に対応します。観光客はそのことを知らされません。こんな会話が交わされます。

  -働く人:どこから来ましたか?
  - 観光客:日本からきました。
  - 働く人:日本ってなんですか?どこにありますか?
  - 観光客:アジアです。
  - 働く人:どうやってここまで来ましたか?
  - 観光客:飛行機と車できました。 
  - 働く人:飛行機とか車ってなんですか?
  - 観光客:飛行機も車も知らないんですか、、、、。

マサチューセッツ州の車のナンバープレートには「Spirit of America」というキャッチフレーズが印字されています。1680年ころから、マサチューセッツはイギリスの植民地となります。1760年代になると、マサチューセッツ憲法として権利の宣言をし、イギリスの支配に反旗を翻し独立戦争が始まります。この自治と独立の精神が「Spirit of America」というものです。

州鳥はアメリカコガラ(Black-Capped Chickadee)といいます。全長13cm程度の大きさの北大陸北部に分布する留鳥です。冬になると体温を下げて寒さにも耐えられる鳥です。広葉樹林に群れを成して生活します。種子などを地面を掘って貯めますが、その場所をきちんと覚える特徴があります。人なつこく、手の平に餌を置くと飛んできてついばみます。