アメリカの州鳥 その13 ウィスコンシン州の鳥:コマツグミ 

    Robin

私と家族にとっての故郷、ウィスコンシン州(Wisconsin)は、東側はミシガン湖(Lake Michigan)に、北東はミシガン州に、西側はミネソタ州(Minnesota)とアイオワ州(Iowa)に、南側はイリノイ州(illinois)に、北側はスペリオル湖(Lake Superior)に接しています。州都はマディソン(Madison)で人口最大の都市はミルウォーキー(Milwaukee)です。愛称は「America’s Dairy Country(酪農の国)」または「The Badger State(バジャー:あなぐま州)」と呼ばれています。バジャーは州のシンボルとなっています

ウィスコンシン州の主要産業は製造業、農業であり、製造業は農業よりはるかに生産高が大きいのですが、ここは農業の州とか酪農の州と見なされています。ウィスコンシンと言えば乳牛の牧畜で有名で酪農祭り等の催しものが多いのが特徴です。チーズやミルク等の酪農製品が名産で、チーズの生産高では国内の約4分の1を生産しており、全米第1位となっています。

ウィスコンシン州にもいろいろな観光地があります。ヨーロッパからの移民が多く、そうした人々が移住して開拓した町がいくつかあります。マディソンの近くのニューグレラス(New Glarus)にはスイス村(Little Switzerland)、ブルーマウンズ(Blue Mounds)という村はにはリトルノルウェー(Little Norway)という記念館があります。ストートン(Stoughton)はノルウェー系の人々の街となっています。五月の第二日曜日はノルウェーの独立記念日となっていて街中が祝います。

コマツグミの英名は「Robin」といういい響きです。 市街地周辺から山岳地まで広く生息し、ミミズや昆虫、カタツムリなどを捕食します。 樹上、地上、建物などに小枝や草を用いて椀型の巣を作ります。 澄んだ高い声で鳴きます。 胸から体下面全体が赤橙色で、下から見上げると真っ赤な色に見えることがあります。頭部から翼にかけては灰色~黒色をしています。くちばしが黄色で眼の上下に白い縁取りがあります。オスは頭部がはっきりと黒く、のどまで黒くなっています。メスは頭部の色がオスに比べやや薄く、のど元が白っぽい特徴を持っています。