心に残る名曲  その百五十九 ベンジャミン・ブリトゥン 「青少年のための管弦楽入門」

ブリトゥン、ベンジャミン(Edward Benjamin Britten)は1913年生まれのイギリスの作曲家・指揮者・ピアニストです。17世紀バロック期のヘンリー・パーセル(Henry Purcell)以来の傑出したオペラを作った作曲家といわれます。

12歳で作曲を始めた経歴があります。作品としてオペラ「ピーター・グライムズ」(Peter Grimes)や「シンプル・シンフォニー」(Simple Symphony)、代表作としては、死者のためのミサ曲「戦争レクイエム」(War Requiem)が有名です。パーセルの劇付随音楽『アブデラザール』(Abdelazar) からの主題を引用した「青少年のための管弦楽入門」(The Young Person’s Guide to the Orchestra)はよく知られています。

「青少年のための管弦楽入門」は「アブデラザール」のアンサンブルからなる主題提示部、変奏とフーガからなる展開部、再現部、結尾部の4つから構成されています。題名からわかるように、親しみやすいメロディを前面に出した平明な音楽となっているのが特徴です。

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