ハングルと私 その16 大邱教育大学校とキム先生

慶州(경주 キョンジュ)を最初に訪れたとき、大邱教育大学校(대구교육대학교)のキム・ヨンスク(김연숙)教授が案内してくれました。かってキム教授を兵庫教育大学の客員研究員に招聘したことがあります。それから長いつきあいが家族ぐるみで続いているのは有り難いことです。彼女の旦那はソウルの国民銀行の役員である柳氏です。彼のプロフィールはこのブログの第8話で取りあげています。

大邱教育大学校

キム先生の専攻は英語教育です。韓国は、小学校から英語教育に力を入れています。英語を小学校から指導すべきか、などという議論は30年以上前の話です。キム先生は韓国の英語教育のリーダーのお一人です。ミッション系である梨花女子大学校(이화여자대학)の卒業です。学生数20,000人で女子大学としては世界最大規模とされています。ソウル大学と並んで韓国を代表する大学だけに「修能(수능)スヌン」では高得点を取らなければこの大学に入ることはできません。キム先生はこの大学の英語教育学科を最優秀で卒業した才媛です。やがて英国のヨーク大学(University of York)で博士号を取得し、現在は大邱教育大学校で教鞭をとっておられます。

梨花女子大学校

大邱教育大学校は小学校の教師を養成する大学で、そこでは小学校で英語を指導する教師の養成もしています。メディアを使った英語教育は知られています。カリキュラムでは、教師はコンピュータやインターネットを使った指導力をつけることが強調されています。兵庫教育大学とも姉妹提携し、教授や学生の交流、共同研究をしています。