私の住む八王子市は多摩地区で最も面積が広く、都心とは違った景色が広がります。「ご近所登山」のいわばメッカ、標高599メートルの高尾山をひかえています。2007年にミシュラン観光ガイドで三つ星に認定され、それがきっかけになったのか登山客は増え、その数年間260万人とも300万人とも言われます。実はケーブルカーやリフトで手軽に山頂近くまで登れるのです。
近況ですが、伝統文化である囲碁の啓蒙と普及のために、市内3つの小学校で「放課後子ども囲碁教室」を10年間続けています。最初はマナーやルールを教え、それから9路盤、13路盤、そして19路盤へと進みます。その間、基本手筋、たとえばシチョウといった石をとる手筋、それから簡単な詰碁をやらせるのです。オイオトシ、ゲタなどは手品のようなものです。そのうちに囲碁の面白さや奥深さを学んで欲しいと願っています。多摩地区市町対抗囲碁団体戦の実行委員長を3カ年引き受け、2024年8月24日に府中市で24市町のチームが競い、第6回大会を無事終えることができました。この大会には女性や子ども、そして級位者をメンバーに加えるというルールで実施しています。
.最近、身の回りの物を整理しようと、本棚を片付けていると読み忘れていたもの、もう一度読みたくなるものがでてきます。学生時代に使った本の中に短いメモがでてきて懐かしくなります。読み終えると必ず読後感を綴り、それを自分のブログに掲載しています。こうしたものが溜まりに溜まってKindleの電子出版で13冊を公開しています。電子化によって本の整理という断捨離ができています。
母校のウィスコンシン大学マディソン校の日本同窓会では、将来留学を考えている日本の高校生や大学生を支援しています。なにかと内向きになりがちな国内の学生に、私の留学経験や知識を分かち合おうと努力しております。高校生には学士号の取得を目指すこと、大学生には大学院での学びを助言します。語学留学は奨めません。しっかりと日本の歴史を知識として備えておくことも強調しています。彼らには海外で学びながら、多様な人々や文化に出会う貴重な経験をして欲しいと願っています。ウィスコンシン大学を含め、アメリカの大学には、中国や韓国からの留学生が非常に多く、日本人の留学意欲の奮起を望みたいです。そのような事情で、私はまだまだ引退できません。ただ、このところの円安によって、若い人々は留学をためらう傾向があるのは残念です。
孫は5人で、4人は大学生や社会人となりました。孫娘はウィスコンシン大学でコンピュータサイエンスを専攻し、2024年9月からソウル市内にある梨花女子大学に留学しています。もう一人の孫娘は9月よりミネソタ大学で学び始めました。五番目の孫、Shoは12歳、マディソンで夏はサッカー、冬はアイスホッケーをやっています。父親の指導受けています。そろそろ曾孫の顔を見たいような気分のこの頃です。
(投稿日時 2024年12月4日)