保護者の責任の重大さ

「家庭の教育力」とは久しくいわれてきたお題目です。このフレーズは言い換えますと「保護者の教育力」ということになります。子どもの成長に保護者の存在は欠かせません。これは万国共通です。保護者こそが最大で最高の教師ということです。

子どもを取り巻く状況が変わったとはいえ、保護者の養育責任は変わりません。子どもがどのように成長するかは、子どもが決めるのではなく保護者が決めるのです。子どもの自由や自主性による選択を重んじるという傾向があるようですが、そうした責任ある行為を選べる力を保護者は子どもに植え付けなければなりません。

子どもの選択とは16歳から18歳位になってようやく一人でできるのです。小さいときから自由に育てることは、親権を放棄するようなものです。子どもが小さいときは、学びも遊びもしっかり教えることです。兄弟が助け合う、隣近所の子どもと遊ぶ、喧嘩の仕方も保護者が教えることが大事です。

勉強もそうです。学びの習慣をつけさせないと子どもはだらだらした生活をおくるのです。好きな科目を好きな時間にさせるのでは駄目です。勉強の仕方、学び方を保護者は知らないといけないのです。

ゲーム機に一心不乱に向かっている子どもの姿には、保護者の養育態度が反映されています。一人でゲームの世界に耽溺するようなことでは、「社会性の育成」などというのはおこがましいことです。ゲーム機をあてがっておけば、子どもは自分で時間を過ごせる、とでも保護者は思っているのでしょうが、とんでもない誤った養育姿勢です。

ホームスクールを実践する保護者には、親権の重要性を再度確認していただきたいです。そして、学校に対してなぜホームスクールをするのか、を説明できることが大事です。これさえできれば、保護者は「最高の教師」といえます。
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