Last Updated on 2025年2月11日 by 成田滋
この原稿がブログに掲載される頃は、感染症パンデミックという非常事態は大きく変化しているかもしれません。欧米や日本各地では感染症と戦う医療従事者に感謝のメッセージを送る活動が広がりました。困っている人に対してインターネット上で励ましの声をかけるとか募金に協力することも盛んになりました。国籍を問わず国民1人当たりの支援金が行き渡ったかもしれません。
息子や娘らがアメリカから里帰りするとき、口を揃えて「日本人は礼儀正しく親切だ」と言います。外国特派員や日本に住む外国人も、日本人の特に非常時に際しての行動に感心していることがよく報じられます。規律正しい市民という印象を受けるようです。阪神淡路大地震や東日本大震災、昨年の東日本台風の時も、避難所で声をかけあい、持ち寄った物を分かち合う姿に感心するといっています。それとは対照的に、非常時にはアメリカの大都市で、時に略奪行為(Looting)が見られます。
今回のコロナ禍での外出などの自粛要請も国民の大多数には行き渡ったようです。欧米のような外出禁止令や中国での都市封鎖といった強制力によるルールの厳守と違って、自らの判断で行動し秩序を保とうとする規範意識が国民にあるからだろうと思います。それにつけて残念なのは、来日するはずだった孫娘や孫息子と会えないことです。それでもZOOMというオンラインソフトで対話しています。