英語のあれこれ その2 ロゴス(Logos)

英語のアルファベット(alphabet)はギリシャ語から生まれている。ギリシャ語の最初はアルファ(α-alpa)、ベータ(β-beta)と続き、最後がオメガ(Ω-omega)である。聖書の黙示録1:7に「わたしはアルファであり、オメガである」という有名な聖句がある。

英語の母体の一つが古代ギリシャ語である。ギリシャ語を語源とする単語には、 論理(logic)、 民主主義(democracy)、貴族(aristocrat)、科学技術(technology)などたくさんある。前回、心理学(psychology)に少し触れた。今回はギリシャ語の論理(logic)にまつわる英語である。

論理学はlogicと呼ばれる。「論理的に話したり書いたりする」ということは、説明や文脈や明確にし、結論に導くことである。思考の形式とか法則のことである。このように論理学は、人間の思考や表現などあらゆる分野において重要な役割を果たしているといえる。

さて、logicに関する単語である。Psychologyの語尾「logy」は英語の大事な接尾辞の一つである。「〜学」、「〜説」、「〜論」、「〜話」、「〜学」、「〜科学」などを意味する単語についている。「logy」のもともとは、ロゴス(Logos)である、Wikipediaによれば、古代ギリシア語では、概念、言葉、意味、論理、理由、理論、思想などとある。ちなみに、キリスト教では神のことば、歴史の始まりから終りまでを司るイエス・キリストを意味する。

少しややこしくはなるが、概念、言葉、論理などのことである。ロゴスは哲学の流れである論理と思弁を重んじることにより、「語られる力ある言葉」ということで理解されるのが一般的といわれる。
images 20120605100146

英語のあれこれ その2 ロゴス(Logos)」への1件のフィードバック

コメントを残す