Last Updated on 2025年2月6日 by 成田滋
2025年1月にボストンから長男が短い「里帰り」をしました。私と家内とは10年ぶりの対面での機会となりました。普段はSNSで定期的にビデオ対話をしています。ビデオ対話では、3人の子どもとその配偶者、そして5人の孫が順番にスライドも見せながら話題を提供します。ビデオ対話は長男が企画し、日時を決めておのおのがパワーポイントを用意するように指示します。
今回の長男との対面では、私は終活のつもりでいろいろな私事、たとえば貯金口座の番号やパスワード、預貯金残高、生命保険の内容、住宅の登記簿などを説明しました。加えて成田家の家系について、位牌を見せながらその伝統や特徴のようなことも説明しました。
話題は長男の長男のことに移りました。彼は今モンタナ州のボーズマンという町で働いています。この町の人口は53,000人ほどですが「ロッキー山脈の女王都市(Queen City of the Rockies)」と呼ばれているようです。2024年6月にボストンにあるノースイースタン大学を卒業し、この町での仕事を選んだようです。石油のパイプラインの敷設やガス漏れを検知するような仕事のようです。
小学生の頃からヴァイオリンを習い、中学生になるとボストン交響楽団の下部組織であるボストン・ユース・シンフォニーオーケストラのオーディションに合格し、演奏活動を楽しんだようです。高校の管弦楽団にもヴァイオリンとビオラ奏者として所属し、団員にはチェロ奏者の日本人女性の友達がいて、高校卒業の時は二人で小さな演奏会兼パーティを開くほどでした。二人の演奏はしばしばYoutubeにアップしてくれたので、私はYoutubeで彼らの演奏を楽しむことが出来ました。
高校の部活では中距離ランナーにもなり、大学でも奨学金を貰って陸上競技に専念していたようです。私はてっきり大学院へ進むものだと期待しておりました。長男もそれを望んでいたようでした。なぜ大学院を選ばず就職したのか、それもボストンから遠く離れたモンタナ州を選んだのかは長男も詳しくは聞かなかったようです。
彼は2025年3月にはテキサスでのオリンピック選手選考の予選があるので、そこでの中距離走に参加するといっています。今、ロッキー山脈の麓を走っては予選会に備えているようです。長男も今年のボストンマラソンに参加できる時間制限をクリアしたとのこと。二人共、揃って走ることに熱中する姿には、笑いがこみ上げてきそうです。実は私も40代から50代には沢山の市民マラソンに参加したものです。成田家には「人生を駆ける」ことへのDNAが引き継がれているようです。
私も長男も孫も走ることを趣味としています。私のフルマラソンの記録は3時間46分、長男のはそれよりも少し早いようです。孫は中距離ランナーです。