心に残る名曲 その百六十八 ヘンリー・マンシーニ 「Exodus」

ヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)のもともとの名は「Enrico Mancini」。名前のとおりイタリア系アメリカ人です。1924年にオハイオ州のクリーブランド(Cleveland)で生まれます。高校を卒業後、スウィング・ジャズの代名詞といわれたベニー・グッドマン(Benny Goodman)の勧めでニューヨークへ行き、ジュリアード音楽院(Juilliard School) に進学します。「ジュリアード」といえば全米屈指の音楽大学です。

「ひまわり」から

第二次世界大戦では空軍に所属し、マーチングバンドでも活躍します。グレン・ミラー(Glenn Miller)の誘いでミラーのバンドに入り、ピアニストと編曲者として活躍します。マンシーニの楽想のスタイルは、ジャズの要素を交えながらも、オーケストラによる抒情や哀愁に満ちたメロディで知られています。

「ロベレ将軍」から

1954年の映画「The Glenn Miller Story 」のテーマ曲から1961年の映画「 Breakfast at Tiffany’s 」の主題曲「Moon River」、1962年の「Days of Wine and Roses」、イスラエル建国の歴史映画「Exodus」、 1963年の「Charade」、20世紀後半を代表するコメディ映画の大ヒット「Pink Panther」、そして、少し毛色が変わりますが、サスペンス・テレビ映画「刑事コロンボ」(Columbo)のテーマ曲も作ります。

刑事コロンボ

コメントを残す