心に残る名曲 その百六十二 ジェイムズ・ポール・マッカートニ 「Hey Jude」

ポール・マッカートニ(James Paul McCartney)は、いうまでもなくビートルズ(The Beatles)の一員。中心的な歌手であり作曲家です。沢山の曲を作ります。作品では、名義はジョン・レノンとポール・マッカートニとなっていますが、マッカートニがほぼ単独で作詞作曲し、レノンは作詞の一部を手伝ったといわれます。「Hey Jude」もそうです。リード・ボーカルおよびピアノ、後半のリフレイン部分のオーケストラの指揮もマッカートニが担当したようです。

ギネス世界記録(Guinness World Records)によれば、「ポピュラー音楽史上最も成功した作曲家」として掲載されています。ところでギネス世界記録と認証されるためには、六つの基準を満たす必要があります。その第一は「客観的に計測可能であること」とあります。はたして、マッカートニは「史上最も成功した作曲家」ということのために、どのようにして計測されたのでしょうか。多分、レコードやCDの売れ上げではないでしょうか。世界一の売り上げ、130億円を稼いだ最も富裕な作曲家ということでしょう。まあ、、そんなことは蛇足でありますが、、、他方で、マッカートニは国際的な慈善事業にも関わっています。動物愛護、アザラシ狩禁止、地雷除去、貧困絶滅、菜食主義(vegitarianism)運動などです。

1970年にビートルズは解散します。その後ソリストとして活動し何度も来日しては演奏会を開いています。彼の名前は、James Paul McCartneyですから、ジェイムズ・マッカートニと呼ぶべきなのでしょうが、なぜか洗礼名のポール(Paul)を使って呼ばれています。それから、作品である「Hey Jude」の”Jude”は男性名です。女性名のJudice の愛称ではないか、という人もいますが、歌詞を調べると男性のJudeに対して「Judeよ、彼女を受け入れてやれば良い関係ができるよ、」と諭す歌となっています。1965年の「Yesterday」、1970年リリースの「Let It Be」、「Blackbird/We Can Work It Out」、「Lady Madonna」、「Back in the USSR」、「Michelle」など懐かしい曲です。

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