アメリカ合衆国とニックネームの由来 その15 The Hoosier State

インディアナ州(State of Indiana)は、ミシガン湖とオハイオ川の間に南北に延び、南東部を中心に丘陵があり、全体としては平野が広がっています。トウモロコシや大豆の産地で全米で第三位となっています。

「戦没将兵追悼記念日」であるメモリアルデー(Memorial Day)の前日の日曜日に開かれるのがインディ500(Indianapolis 500)。州都であるインディアナポリス(Indianapolis)でこの自動車レースが開催されます。北西部にUSスチール社(U.S. Steel)で知られるゲーリー(Gary)があります。隣州内のシカゴの衛星都市としての性格があります。

ニックネーム「Hoosier」のいわれには諸説があります。有力なのがイギリスのカンバーランド(Cumberland)地方の方言で「高地人」を指す「Hooser」が語源であるという説です。転じて「奥地の人」、「開拓民」を意味するそうです。合衆国南部はアップランドサウス地域(Upland South)と呼ばれますが、そこで生活する野卑な田舎者を指す蔑称であるという説もあります。そういう訳で1830年代から州民を「Hoosier」と呼ぶようになりました。自分たちをこのように揶揄するところに可笑味を感じませんか?