留学を考える  その30 メイン州—-Vacation Land

合衆国本土の地図をみますと、最東北部に小さな州がメイン(Maine)が位置しています。州都はオーガスタ市(Augusta)。カナダと長く国境線を有し、東と南は大西洋がひろがる州です。西はニューハンプシャー州(New Hampshire)、ヴァモント州(Vermont)、北西はカナダのケベック州(Quebec)、北東は同じくニュー・ブランズウィック州(New Brunswick)に接しています。州の内部には森林が広がり、海岸線は観光地として知られています。メインはニューイングランド(New England)の一部です。Maineという州名は「Mainland」から由来します。

現在メイン州となっている領域には数千年前から先住インディアンが住んでいたといわれます。ヨーロッパ人が接触した時にはアルゴンキン語族(Algonquins)のワバナキ族(Wabanaki)がいました。ヨーロッパ人による最初の開拓地は、1604年にフランス人、シャンペイン(Samuel de Champlain)がサンクロワ島(St. Croix Island)に設立したものでした。

イングランド人による最初の開拓地は、1607年にバージニア会社(Virginia Company)が設立したポパム植民地(Popham Colony)だったが、短命に終わります。地元インディアンとの抗争や過酷な気候や物資の欠乏がその理由です。

アメリカ独立戦争では、アメリカの愛国者とイギリス軍がメインの領土を巡って争いました。フランス系カナダ人(French Canadians)がメインに入植してアングロサクソン(Anglo-Saxons)との文化的な葛藤も経てきたようです。1820年まではメイン地区としてマサチューセッツ州に属していましたが、1820年にマサチューセッツ州から独立します。

メイン州の海産物はなんといってもロブスター(lobster)、そして貝類(clam)。豊富な海産物を背景に観光客には、必ず立ち寄るのが海産物を用意しているレストランとなります。その他、家禽及び卵、乳製品、牛、ブルーベリー、リンゴ、そしてメイプルシロップです。

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