アメリカの州鳥 その51 ルイジアナ州の鳥: カッショクペリカン

ルイジアナ州(Louisiana)はメキシコ湾岸(Gulf of Mexico)に面し、東はフロリダ州(Florida)と、西はテキサス州(Texas)、北はアーカンソー州(Arkansas)と、州の大半がミシシッピー川(Mississippi River)に接しています。最大の都市はニューオリンズ(New Orleans)、州都はバトンルージュ(Baton Rouge)です。私はルイジアナに行ったことはありません。

1541年にデ・ソト(Hernando de Soto)というスペインに探検家が入り、1682年にフランス人探検家ラ・サール(Sieur de La Salle)がルイジアナと名付け、時のルイ14世に献上してフランス領と宣言します。下って1803年にフランスから買収してアメリカ領となります。

有名な都市といえばニューオリンズでしょう。フレンチクオータ(French Quarter)というフランス風の古き街として知られています。バルコニーがせり出たフランス風の邸宅が並びます。マディグラ(Mardi Gras)でも知られています。リオのカーニバル( Carnaval do Rio de Janeiro)などと並ぶ世界で最も有名な謝肉祭(カーニバル)です。

Brown Pelican

クレオール(Creole)とよばれるフランス系やスペイン系の人々が住んでいます。ルイジアナが買収される以前にルイジアナで生まれた人々とその子孫、また彼らと関わりのある事物のことも指します。クレオールは文化人類学でも使われています。

ルイジアナ州の鳥はカッショクペリカン(Brown Pelican)です。翼を広げると2mになりますが、ペリカンの中でも最も小さい鳥です。体重は3.74kg、雄のほうが大きいです。名前の通り、全身を褐色の羽毛に包まれており、白や薄い灰色が多いペリカンの仲間内でも異例といえます。頭部から頸部の色は白っぽい灰色となっています。魚の群れを見つけると空中から飛び込んで魚をとります。